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冬の危険から身を守る

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北海道岩見沢市

冬の生活には、冬ならではの危険がたくさん潜んでいます。
特に降雪量の多いこの時期、雪が降る中での外出や日常的に行う作業は、慣れてきて気が緩んでしまいがちです。
今月号は、被害に遭わない、事故を起こさない、巻き込まれないための注意点などを紹介します。

■暴風雪被害を防ぐ
暴風雪による被害は、晴天から荒天へと急変したときに多くなります。テレビやラジオなどで悪天候の呼びかけがあったときは、その時の天気が良くても油断せず、最新の気象情報や道路情報などを確認しましょう。

◆道路情報を入手しよう
北海道開発局では、国道・道道の規制情報や道路気象情報、道路画像情報を提供しています。外出時の参考にしてください。

◆車に備えておこう
・防寒着、長靴、手袋
・スコップ
・けん引ロープ
・毛布
・スノーブラシ
※普段からこまめに燃料を補給しておきましょう。

◆暴風雪に遭遇してしまったら
□屋外にいるとき
・お店や人家などの建物に移動して天気の回復を待つ
・歩行中は、風で飛ばされてくる物に注意する
・肌の露出を少なくし、体温の低下を防ぐ

□車を運転しているとき
[視界が悪くなったら]
・公共施設やお店などに避難して天気の回復を待つ
[立ち往生してしまったら]
・ハザードランプを点滅させ、停止表示板を置き、後続車からの追突を防ぐ
・ロードサービスや近くのお店、人家などに救助を求める
・避難できる場所、救助を求められるお店や人家がないときは、警察・消防に連絡して救助を求める
・車を置いて避難するときは、除雪や救助活動の妨げにならないよう、連絡先を書いたメモなどと車の鍵を車内に置いておく
[車内で救助を待つとき]
・排気ガスによる一酸化炭素中毒の危険をなくすため、エンジンを停止する
・防寒などで、やむを得ずエンジンをかけるときは、マフラー(排気管出口)が埋まらないように定期的に除雪する
・窓を開けて換気をしていても、風向きや窓の開き具合によっては、一酸化炭素中毒になる場合があるので注意する

■除雪車との事故を防ぐ
積雪が増えると、大きな道路ではもちろん、住宅街などでも除雪車を見かけることが多くなります。
除雪車は乗用車と比べて死角が多く、近くを通る歩行者に気付きにくくなります。また、走行速度も遅いため、車を運転しているときの追突事故にも注意が必要です。
近くで作業中の除雪車を見かけたときは、普段以上に気を付けて通行するようにしましょう。

道路除雪では、事業者と連携し、新型コロナウイルスの感染予防を徹底して除雪体制の維持に取り組んでいます。しかし、今後の感染状況によっては、一部除雪作業に遅れが生じることがありますので、ご理解とご協力をお願いします。

問合先:
道道は、空知総合振興局札幌建設管理部岩見沢出張所(上幌向南1-2)【電話】26-3011
市道は、除排雪対策本部

■雪下ろし事故を防ぐ
毎年、テレビや新聞などで、雪下ろし作業中の事故が報じられています。
屋根の雪下ろしは、重大な事故につながることがある非常に危険な作業です。安全に作業するためにも、今一度、作業手順や装備を確認しましょう。

◆雪下ろし安全装備の貸し出し
屋根の雪下ろし作業中の事故を防ぐため、安全装備の貸し出しを行っています。
安全装備は、万が一の転落などを防ぐものですが、装備を過信せず、慎重に雪下ろし作業を行うことが何より重要です。作業を行う際は十分に注意し、安全な作業を心掛けましょう。
貸出道具:安全帯、命綱、ヘルメット
貸出日数:3日以内

申込・問合先:防災対策室、北村・栗沢両支所

「雪下ろしは足裏の感触が大事なので、厚底の長靴は避けましょう滑りにくい防寒性のゴム手袋を使いましょう」

◆作業前に確認
・作業はなるべく2人以上で。やむを得ず1人で行う場合は、家族や隣近所に声をかけ、様子を見てもらう
・暖かい日は避け、気温の低い午前中に作業を行う
・強風や大雪など悪天候のときは作業を控える
・体調が悪いときは作業をしない
・準備運動をし、適度な休憩や水分補給をしながら行う
・携帯電話などを必ず持参する

◆作業中は
・用具はロープを使い上げ下げする
・はしごの足元をしっかり固める
・軽くて雪が付きにくいスコップやスノーダンプを使う
・落雪に巻き込まれないよう、屋根の高い所から始める
・雪止めから下に足場を作らない
・屋根下が道路に面している場合は、通行人に十分注意する
・危ないときはスコップなどを離して身を守る
・経験や体力を過信しない

■除雪機の事故を防ぐ
家庭用除雪機を使用する際は、次のことに注意しましょう。
・作業中は、絶対に人を近づけない
・雪詰まりを取り除くときは、エンジンを停止し、必ず雪かき棒を使う
・エンジンをかけたまま離れない
・後進するときは、足元や後方の障害物に気を付ける

◆除雪機は正しく使いましょう
お使いの除雪機の取り扱い説明書をよく読み、正しい使い方を理解しましょう。特に、安全装置の無効化は絶対にやめましょう。詳しくは、消費者庁のホームページをご確認ください。
[安全装置の種類]
デッドマンクラッチ 手を離すと除雪機が停止
緊急停止クリップ 体に付けたクリップが機械から離れると除雪機が停止
緊急停止バー バーを押すとクラッチが切れて除雪機が停止
緊急停止ボタン ボタンを押すと除雪機が停止

問合先:除排雪対策本部
【電話】22-8400

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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