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いちばん身近な絆(きずな)2

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北海道岩見沢市

■町会・自治会の活動は人と集まる機会が多いイメージですが、現在の活動はどのような状況ですか?
□コロナ禍での活動
町会・自治会の活動は新型コロナウイルスの影響を大きく受けました。お祭りやさまざまな交流会をはじめ、多くの活動を中止せざるを得なくなり、会員同士で顔を合わせる機会が減っています。
しかし、最近では感染リスクの低い活動から少しずつ始めている町会・自治会もあります。感染対策を徹底し、さまざまな工夫をしながらできる限り活動してほしいと思います。
町会連合会でも、感染予防と町会・自治会活動を両立するための活動指針として、〝町会・自治会活動の手引き(コロナ対策版)〟を作成しました。また、町会・自治会が購入する非接触型体温計の費用の助成も行っており、活動に役立ててもらっています。
私の町会では、体操教室や毎月の公園の草刈りなどを行っています。活動に参加している人は、みんな表情が生き生きとしていて本当に楽しそうなんですよ。人に会わなかったり、家でじっとしていたりするとストレスが溜まるため、町会を通して外に出て、人に会えることが息抜きになっているのだと思います。

□今だからできた絆(きずな)
ある町会では、以前までほとんど活動に顔を出していなかった方が、今の状況になってから活動に参加し始めたということがあったそうです。これは、町会・自治会が人と人とのつながりを作る役割を果たしているということなのだと思います。コロナ禍で人との接触が減る中、改めて町会・自治会の大切さを知って、活動に参加してもらえたのはとても嬉しいです。

□地域への想(おも)い
災害でもコロナ禍でも、近所に知り合いがいて助け合える関係があることはとても心強いですよね。地域の交流の場づくりをはじめ、町会・自治会の全ての活動には〝みんなが安心して快適に暮らせる地域にしたい〟という想(おも)いが込められています。地域には若い人から高齢者までさまざまな人がいますが、みんなができる範囲のことで協力し合うことが、住みよい地域づくりには大切だと思います。
町会連合会は、町会・自治会に入りやすい、続けやすい環境を作っていきますので、ぜひ気軽にごみ拾いや地域のイベントなどに参加してもらいたいですね。このような大変な時期だからこそ、みんなで助け合い、地域の絆(きずな)、人と人との絆(きずな)を深めてほしいと思います。

■町会・自治会って?
町会・自治会は、自分たちが暮らす地域を住みやすくするためにさまざまな活動を行う自主組織です。現在、市内では217の町会・自治会が活動しています。

□快適で住みやすいまちづくり
ごみ・リサイクルステーションや公園の管理、花壇の整備、地域の生活道路の排雪など、快適な生活環境をつくる活動を行っています。

□安全・安心なまちづくり
街路灯の管理や防犯パトロール、交通安全運動、防災訓練、高齢者の見守り活動など、地域で安全・安心に暮らすための活動を行っています。

□ふれあいの場づくり
お祭りや盆踊り、ラジオ体操などの季節のイベントや、敬老会や食事会、研修会など、会員同士の顔が見えて楽しく交流できるふれあいの場をつくっています。

□行政や関係諸団体との連携
道路の整備や生活環境を良くするための提案など、住民の意見や要望を取りまとめ、行政や諸団体に提出しています。また、地域の行事や生活に身近な情報を回覧板などで提供しています。

「日常生活のさまざまな場面で町会・自治会が活躍しているんだね」

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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