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ちょっとの意識がまちを変える1

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北海道岩見沢市

岩見沢というまちに関して、「こうしたい」「こうだったらいいな」と思うことはありませんか?
平成27年に施行された〝岩見沢市まちづくり基本条例〟は、そういった思いを岩見沢に関わる人〝みんな〟で実現する、協働のまちづくりを進めるために作られました。
条例制定から5年が経過しました。
今月号は、ある取り組みを通して、改めて協働のまちづくりを考えます。

76.1MHz:市職員が出演して説明します
12月13日(金)午後5時40分

●若いチカラで
北海道教育大学岩見沢校では、地域が抱えている少子高齢化や人口減少などの問題を調査・研究しながら地域活性化を考える〝地域プロジェクト〟に取り組んでいます。
学生たちは、班に分かれて取り組んでおり、その中のひとつの班が、〝岩見沢市まちづくり基本条例〟をテーマとして取り上げました。
「どのような取り組みなのか、学生たちに聞いてみました感じたことや気持ちの変化など、いろいろなことが聞けましたよ」

太田樹(おおたたつき)さん
猪股巧実(いのまたたくみ)さん
川上洸(かわかみこう)さん
水上莉子(みずかみりこ)さん
丑澤拓巳(うしざわたくみ)さん

みんなは市内の人?
・みんな出身は市外なんです通学は1人で、その他は岩見沢に住んでいます

岩見沢はどう?
・雪のことは聞いていました
実際に住んでみて、多いなと実感しました
・でも、除雪はしっかり行き届いているので良いと思います私の地元は、大きい道路でさえきちんと除雪されないところもあるので
・必要なものがコンパクトにまとまっていて、とても過ごしやすいです
・今は、住みたいという強い思いはないが、条件が良く住みやすいまちだと思っています
・どこに行くにも便利で、立地が良いと思います
・暮らすうえで、基本的には市内で解決するので、不便は感じないです

まちづくりに携わったことは?
・高校の時に、地元の課題研究という授業があって、地元の特産物を使ってラーメンやスイーツの開発をしたことがあります
・1日だけの清掃活動などには参加したことがあったが、今回のような長期に渡る活動は初めてです

どんな取り組みを?
・まちづくり基本条例の小学生向けのパンフレットをつくりました中学生・高校生向けはあるけど、小学生向けはなかったので
・調べるのが苦労すると思っていたけど、まちづくりって意外とハードルが低く、情報がたくさんあって、中身よりデザインに苦労しました
・小学生が分かる言葉に置き換えたり、簡潔に説明できるように文字数を少なくしたりという点に注意しました

取り組んでみて、何か変わった?
・まちづくりって言われても、何をどうしたらいいのか分からなかった。調べて「こういう取り組み自体が、まちづくりなんだ」ということに気付くことができました
・まちづくりって、建物や道路の整備など、建設的でスケールの大きいことを想像していたけど、小さいことでも全てがまちづくりにつながっていると知りました
・お祭りやごみ拾いに参加することがまちづくりと思っていたけど、そういう情報を友達と教え合うだけでも、まちづくりになるんだなと、まちづくりに対しての考え方が変わりました
・今まで以上に、イベントなんかに参加したり、協力したりと、自分のできる範囲でやろうという意識を持てました
・去年、IWAMIZAWAドカ雪まつりに行ったんですけど、それもまちづくりに参加しているということで、気負う必要はないということが分かりました
・やりがいを持って取り組むことができたし、カタチになったことで達成感がありました

「学生たちは、まちづくりに対して、誤解があったり、新たに分かったことがあったりと、考え方や意識が変わってきたようです市民連携室の大川さんに、まちづくりのことを具体的に聞いてみました」

●まちづくり基本条例って?
条例には、みんなが協力してまちづくりを進めていくための仕組みや基本ルールが定められています。
まちづくりを進めるためには、市民・議会・行政が、それぞれの役割と責務を認識し、自分たちの行動に責任を持ち、お互いの意見や行動を尊重しながら、対等な立場で協力して取り組むことがとても重要です。

情報共有
参加
協働
(市民)
さまざまな機会でまちづくりに関わり、助け合いの気持ちで、まちづくりに参加します
(行政)
教育や福祉サービスを行ったり、道路や公園を作ったり、市民のために仕事をします
(議会)
岩見沢市の条例や予算を決めたり、市役所の仕事をチェックしたりします

●三つの必要なこと
○まずは知ろう(情報共有の原則)
まちづくりのためには、まちのことを知らなければなりません。
議会・行政だけでなく、市民の皆さんが発信する情報も必要です。
それぞれが、まちづくりに関する情報を共有することが欠かせません。

○参加しよう(参加の原則)
議会・行政は、市民の皆さんがまちづくりに参加しやすい環境を整備します。
市民の皆さんは、さまざまな催しやイベントに積極的に参加しましょう。

○ともに支えよう(協働の原則)
お互いに相手の立場を尊重し、信頼関係を作り、協力しながら課題に取り組んでいくのが、協働のまちづくりです。
町会・自治会や学校での取り組みなど、身近なところに協働はたくさんあります。

問合先:市民連携室

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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