• 今日12/9
  • 明日19/7
文字サイズ

大切な人と3

3/35

北海道岩見沢市

●不安や心配ごとはありませんか?
・南地区地域包括支援センター菊地 美紀さん
・認知症初期集中支援チーム大橋保健師

○困ったときは相談を!
(菊地)「認知症状が出てきて困っている」「受診をすすめても拒否する」「介護サービスを利用したいが、うまくサービスにつながらない」などの不安や心配ごとはありませんか?そんな時は、地域包括支援センターが本人や家族をサポートします。年齢のせいか認知症のせいか悩み、子どもたちや周囲の人にも相談できなかった方や知られたくなかった方もいました。もっと、早く相談すれば良かったと悔やむ方もいました。認知症は早期発見・早期治療が重要です。「認知症かな?困ったな」そんなときは迷わず、相談してください。

○相談者の人と一緒に
(大橋)認知症初期集中支援チームという複数の専門職で構成された、訪問活動や自立生活のサポートを行うチームがあって、必要に応じて、本人や家族へ受診の促しや調整、介護サービスなどの認知症の症状に応じたアドバイスを行い、病院やケアマネジャーなどといった関係する機関と連携します。
相談内容はそれぞれ違うので、すぐに問題解決できないこともありますが、一緒に悩み、考えることはできますので、一人で抱え込まないでください。

●お近くの地域包括支援センターへご相談ください
・岩見沢市地域包括支援センター(3西4 第2ポルタビル1階)
【電話】25局4649
・地域包括支援センターほろむい(幌向南2-3)
【電話】32局6622
・北地区地域包括支援センター(北2西12)
【電話】33局5383
・南地区地域包括支援センター(南町7-2)
【電話】32局0300
※地域包括支援センターにはそれぞれ担当地域があり、各地域の包括支援センターに引き継ぐ場合があります。
受付日時:月~金曜日 午前9時~午後5時30分
※祝日および年末年始は除く。

・北地区地域包括支援センター千葉 敬一さん

○本人が一番辛い
(千葉)認知症になった人の多くは、「忘れていない」「病院なんて行く必要ない」と言うことがあります。その理由は、「自分は認知症じゃないぞ」というやり場のない怒りや、悲しみ、不安から自分を守るための自衛反応であり、認知症の人の悲しみの表現でもあります。

○心がけること
(千葉)認知症の人と接するときは、認知症に対する正しい理解が必要です。まずは、認知症は他人事ではないという認識を持ち、偏見を持たない姿勢が重要です。皆さんも、次のような対応を心がけましょう。
・ゆっくり一つずつ簡潔に伝える
・ゆっくり余裕を持って、穏やかな気持ちで対応する
・怒らない
・驚かせない
・せかさない
・自尊心を傷つけない
・失敗を責めたり、行動を命令したりしない

●チェックしてみよう
自分が認知症かどうか気になるという方は〝脳イキイキ度チェック〞を受けてみてはいかがですか?また、〝認知症ケアパス〞には、認知症の簡単なチェック項目や、その他、認知症になった場合の対処方法なども載っていますので、ぜひ参考にしてください。

○脳イキイキ度チェック
「物忘れが気になる」「今まで好きだったことに興味や関心が無くなった」など、脳に関する悩みはありませんか?〝脳の元気度〟をチェックします。※毎月、情報ひろばに日程などを掲載していますので、ぜひご覧ください。

○認知症ケアパス
認知症が疑われる症状が発生した時から、その進行や症状に応じて、どのような医療や介護サービスを利用できるのかなどが記載されています。
市役所本庁、北村・栗沢両支所、幌向・朝日・美流渡・有明交流プラザの各サービスセンター、各地域包括支援センター、岩見沢保健センターで配布するほか、市ホームページからもダウンロードできます。

ちょっとした異変をそのままにしていませんか?認知症は他人事ではありません。高齢化が進む今、誰もが認知症になる可能性があります。また、「認知症になったら生活できなくなる」という不安を持つ人がいますが、早めに診断を受け、治療することで、進行を遅らせることができます。住み慣れた地域で、大切な人と幸せに暮らしていくためにも、悩みや不安を抱え込まないで、まずは相談してみましょう。

今回、辻谷さんと竹本さんにインタビューをしたのは、就業体験(インターンシップ)の学生です。なかなか体験することのできないインタビュー。就業体験で学んだことをこれからの生活に生かしてくれると嬉しいですね。

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

MENU