皆さんは、人権擁護(ようご)委員を知っていますか?人権擁護委員は、皆さんの〝人権〟を守るために、さまざまな活動をしています。
毎年6月1日は、〝人権擁護委員の日〟と定められており、2018年は、人権擁護委員制度創設70周年の節目の年です。
今月号は、人権擁護に携わる方にいろいろと教えてもらいます。この機会に〝人権〟について考えてみませんか?

「人の権利ってこと?あまり意識したことはなかったけど…」

◆76.1MHZ
人権擁護委員が出演して説明します
6月8日(金)
午後5時40分

●そもそも人権って?
札幌法務局岩見沢支局 支局長 池端英孝さん

(池端)国が行う人権擁護に関する仕事は、法務局で行っています。人権は難しいものというイメージがあると思いますが、実はとても身近で大切なものなんです。
・全ての人々が命と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利
・人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらにして持っている権利
もっと簡単に言うと、〝人が幸せに生きるための権利〟のことです。
子どもたちには、〝命を大切にすること〟〝みんなと仲良くすること〟と話しています。いじめや虐待、ハラスメントといった報道をよく見ますよね。ほかにも、インターネットでの誹謗(ひぼう)中傷なども、人権に関することなんです。とても身近な問題であるということが分かると思います。

●主な人権課題(17項目)
○女性
○子ども
○高齢者
○障がいのある人
○同和問題(部落差別)
○アイヌの人々
○外国人
○HIV感染者・ハンセン病患者など
○刑を終えて出所した人
○インターネットによる人権侵害
○北朝鮮当局によって拉致された被害者など
○犯罪被害者など
○ホームレス
○性的指向
○性自認
○人身取引
○東日本大震災に起因する人権問題
「本当に報道でよく見かけるものばかりですね」

●人権擁護委員って?
(池端)法務大臣が委嘱した民間のボランティアで、地域の皆さんから人権に関する相談を受けたり、法務局職員と協力して、人権侵害による被害者を救済したりするほか、皆さんに人権について関心を持ってもらえるような啓発活動を行っています。活動は無報酬で、市内には11人の人権擁護委員がいます。詳しいことは、人権擁護委員の皆さんに説明してもらいますね。

問合先：市庶務課