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未来に羽ばたけ-2

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北海道岩見沢市

◆アルペンスノーボード 緑陵高等学校1 年生 平野(ひらの) 颯大(そうた) さん
「ゴールとしては、やっぱりオリンピックですね」
そう力強く語るのは、緑陵高等学校1年生の平野颯大さんだ。スノーボードをやっていた父の影響で、5歳頃から遊びで滑っていたという。
そもそもスノーボードは、フリースタイル、アルペンの大きく2つに区分され、フリースタイルは滑ったり、飛んだりするもので、皆さんはこちらをイメージすることが多いだろう、一方、アルペンはスキーのような固いブーツを履き、基本的には斜面に沿って一方向にしか滑れないもので、スラロームのように決められたコースを滑って、そのタイムを競うものが代表的である。
平野さんはスラローム、ジャイアントスラロームを中心に活躍している。そんな平野さんが、アルペンスノーボードの世界に行こうと思ったきっかけは何なのだろうか。
「中学校1年生の頃にソチオリンピックを見て、竹内智香選手に憧れてアルペンスノーボードの世界で頑張ろうと思いました」
竹内さんのように世界で活躍している方を目標に、日々練習に取り組む平野さん。
平野さんは、冬はアルペンスノーボード、夏は陸上の400メートルハードルの選手として活躍している。アルペンスノーボードと400メートルハードルは全く違う競技ではあるが、「400メートルハードルでは持久力。トップスピードの中でも持久力が必要な種目で、自分の出せる力を最大限に出しながらも、最後まで走り切らなければならないので、そこがアルペンスノーボードに似ている部分です」と語る。
アルペンスノーボードでの平野さんの武器を聞いてみた。
「僕の場合だと、体があまり強くないので、雪に合わせる技術、どんな板でもできる限り雪とけんかしないように、自分の技術で最大限のスピードを出す、そういう滑りができると思っています」
一方で「ただ、筋肉をつけて体重を増やさないと今以上のスピードが出ないので、そういうところは今後の課題として残っています」と語る。
最後に今後の目標を聞いてみた。
「僕にとってスノーボードは楽しむものであるんですけど、その中でこの先、必ず壁にぶつかって辛い時が絶対に出てくると思うんです。でも、そんな時でも楽しめるところが僕の個性だと思っています。どんな状況も楽しんで目標であるオリンピックでの金メダルにつなげていきたいと思っています」
オリンピックへの目標を強く語ってくれた平野さんが、世界に羽ばたいて、多くの人達を楽しませてくれる日もそう遠くないだろう。

◆写真 岩見沢高等養護学校 3年生 藤堂(とうどう) 沙也佳(さやか) さん、2 年生 辻(つじ) 悠斗(はると) さん、 2 年生 花村(はなむら) 寿里亜(じゅりあ) さん、1 年生 竹内(たけうち) 美桜(みお) さん
「普段は、部員の皆で話し合ってテーマを決めて、校内で撮影しています。」
そう語るのは、表現写真部部長の藤堂沙也佳さんだ。
北海道の自然を舞台に、全国の高校生が東川町に集い、写真撮影の技術や表現力を競う、第24回全国高等学校写真選手権大会。全国526校の内、予選を勝ち抜いた18校が本戦に出場した。三人一組で4日間に渡り、美瑛町や上富良野町などで、テーマに沿って風景や人物などの写真を撮影した。予選を勝ち抜いた北海道岩見沢高等養護学校表現写真部からは、辻悠斗さん、花村寿里亜さん、竹内美桜さんが出場し、準優勝および選手が選ぶ特別賞を受賞した。
そもそも皆さんが表現写真部に入部しようと思ったきっかけは?と聞くと。
(藤堂) 学校を見学した時に写真が飾ってあって、その時にすごく興味を持ちました。生徒玄関にも賞状楯などがたくさん並んでいて、とても優秀だと聞いて、入りたいなと思いました。
(辻) 中学校3年生の体験入学の時に、廊下に2015年の写真甲子園の作品が飾ってあって、それを見て面白そうだな、すごいなと思って興味を持ちました。
(花村) スポーツ系だと体に限りがあるので、写真だったら体力に関係なく長く続けられるからやってみたいなと思って。実際に目で見るのと、ファインダー越しに見る景色が違うところがとても面白いです。
(竹内) この学校に入学しようと決めていた時に、表現写真部がすごいというのを知って、いろいろ見て興味が湧
いてやってみたくなったということと、障がいの有る無しに関わらず、長くできるというのが魅力的でした。
表現写真部に入って初めてカメラを持った方がほとんどで、カメラの操作はやっぱり難しいという。
「露出と絞りとシャッタースピードを上手く合わせて写真を撮るのですが、その調整が少しでも違うと全然違う作品になったり、その瞬間を捕らえるのが大変だったりするので、難しいです」
今まで撮ってきた中で、思い出の写真は?との質問には。
「部員をモデルに撮影したもので、一緒にハンドベルを鳴らしていて、その瞬間が本当に楽しくて、その様子をセルフタイマーにセットして撮った写真です。その写真を見るたびに、その時の楽しかった気持ちがよみがえってくる思い出の写真です」
人によって感じ方が違ったり、見るところが違ったり、色んな見え方がしたり、何気ない日常の一瞬ではあるが、写真には多くの思い出が詰まっているのだろう。
最後に、今後について聞いてみた。
(藤堂) 卒業まで残り少なくなってきたので、ここの日常を多く撮っていきたいなと思います。2年生や1年生には、今までの伝統をたくさん引き継いでいってほしいし、たくさん見てここで吸収していってほしいと思います。
(辻) 小さなことから少しずつ続けて挑戦していけるようにしたいです。
(花村) 今ここでしか撮れない身近なものを撮っていきたいです。
(竹内) 在学中はもちろんですけど、卒業した後も趣味というかたちで、ずっと写真を続けていきたいです。
これからも、素晴らしい多くの思い出を写真に残してくれることだろう。

市内には、今回紹介した子ども達以外にも、好きなことに一生懸命頑張っている子ども達がたくさんいます。夢を持ち、未来に向かって挑戦している子ども達を見るとなんだか応援したい気持ちになりますよね。
市はこれからも、子ども達が安心して夢に向かって取り組むことのできる環境づくりに努めていきます。

問合先: 市秘書課広報係

       

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