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明けまして おめでとうございます

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北海道岩見沢市

市民の皆さまには、輝かしい新年をお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。

●元気と健康を目指した一年
昨年4月、市民の皆さまの健康づくりの拠点と憩いの場として〝いわみざわ健康ひろば〟がオープンしました。いわみざわ健康ひろばは、各種健診、保健事業、健康チェック、健康教室などに加え、障がいのある方の芸術作品(アール・ブリュット)の常設展示など、お陰さまで多くの皆さまにご利用をいただき、隣接するこども・子育てひろば〝えみふる〟の市内外からの多くのご利用とともに、さらに中心市街地の活性化にもつながっていくことを期待しています。
まさに、市民の皆さまが安心して暮らし、生き生きと輝けるまちであり続けるためには、〝人もまちも元気で健康〟であることが何よりも重要です。市民の皆さまの健康をまもり、つくり、そしてつないでいくことで、岩見沢市の活力と好循環を創り続ける地域戦略として、健康経営の取り組みを一層推進してまいります。

●岩見沢の未来へ
小・中学校では、この冬休み明けから、いよいよ新しい学校給食共同調理所で調理された給食が始まります。全ての工程において、危害の発生を防止するための監視・記録を行う衛生管理手法であるHACCP(ハサップ)に基づく徹底した衛生管理とリスク分散をはじめ、揚げ物や和え物といった新たなメニュー、食物アレルギー対応食の提供などを行います。子どもたちが、もっと元気で笑顔になる、安全・安心でおいしい給食を食べてもらいたいと考えています。
本年3月には、私の市長就任後初めて、岩見沢市のグランドデザインを描く〝岩見沢市総合計画〟を策定します。人口減少問題や社会保障費の増大など、さまざまな課題や多様化する市民ニーズに的確に対応していくため、本市が目指すべき将来像やまちづくりの方向性を定め、必要な施策に取り組んでまいります。
そして引き続き、人口減少対策への取り組みとなる〝岩見沢市総合戦略〟を着実に推進してまいります。第1期の計画期間は平成31年度までですが、これまで先行して取り組んできたことの一定の成果を踏まえ、岩見沢市の強みや優位性を磨き伸ばして、岩見沢市の自立と活性化を目指してまいります。
また、よりよい市民サービスの提供と、防災機能の向上とともに、市民の皆さまが利用しやすい新庁舎の建設も進めてまいります。

●チャレンジは続く
引き続き、スマート農業の推進や健康コミュニティ構築のチャレンジを産学官の連携とともに、これからも展開してまいります。
内閣府の〝戦略的イノベーション創造プログラム〟(SIP)におけるパイロットファームとして認定され、北海道大学大学院農学研究院と協調しながら取り組んでいる、トラクターの完全自動走行やロボット技術の導入に向けた実証プロジェクトは、全国的にも最先端の取り組みとして高い評価を受けているところです。今後は、現在の取り組みに加え、気象観測装置やドローンなどを用いた農業関連データの効率的収集、AIによる解析機能など、農作業の効率化・省力化やいわゆる〝匠の技の継承〟に寄与する営農支援機能の実装を進めるほか、〝農・食を軸とする新たな産業創出〟に関する施策を実践しながら、基幹産業である農業の振興、地方創生の具現化に取り組んでまいります。
そして、健康コミュニティ構築に向けた取り組みである、北海道大学COI(センター・オブ・イノベーション)事業〝食と健康の達人拠点〟プロジェクトでは、昨年6月から母子健康調査を開始したところですが、データの収集と分析を進め、将来的にはその成果を出生率の向上や低出生体重児の減少につなげてまいりたいと考えています。また、昨年5月に北海道大学大学院保健科学研究院と健康づくりなどに関する連携協定を締結しましたので、蓄積した健康データの分析による各種健康施策の立案など、中長期的な視点での健康づくりを着実に進めてまいります。

●継続は力なり
〝ひとづくり〟にも〝まちづくり〟にも共通する重要なキーワードは〝継続〟です。市役所の仕事もすぐに成果が表れるものばかりではありません。市民生活の質の向上と地域経済の活性化など、10年先、20年先の岩見沢市のあるべき姿を市民の皆さまとしっかり見据えて、オール岩見沢の体制で、着実な取り組みを進め、岩見沢の未来を創っていきたいと思います。

本年が皆さまにとりまして、活気に満ちた笑顔あふれる幸多き年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

平成30年 元旦 岩見沢市長 松 野 哲

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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